マミヤ C330 Professional F

前に、ましかく写真が撮れる「マミヤスケッチ」を紹介しましたが、今回は同じマミヤでも、二眼レフのマミヤを紹介したいと思います。
ご存じの方ならお分かりかもしれませんが、前回のマミヤスケッチのような35mm判より、"マミヤ"と言ったら今回紹介する中判の方が有名ですね。
まずは、二眼レフの"ファインダースクリーン"に映った画像をデジカメで撮った写真を数枚UPします。
デジカメしか知らない世代の方が見ると、液晶画面でしょ? と思われるかと思いますが、電源など一切使用していない機械式カメラのスクリーンに映った画像です。

レンズで捕らえた光を、スクリーンに投影しているだけになるので、左右逆になります。
ちょうど鏡に映った感じ。
もちろん、フィルムに写させる写真は正位置です。
構図を決めるとき、たとえば、カメラを右に動かすと像は左に動きますので、イライラします!www
脳が活性化され集中力が上がるので、それが良いと言う方もいるようですが……。
ずっとスクリーンを見ていたくなる不思議な感覚があります。

白黒にしてみたり。
左上に方にある黒い線は、パララックスの指針でフォーカスダイヤルを回すとこの指針も上下に移動します。
二眼レフはその名前の通り上下に二つのレンズが付いていますが、一般的に上のレンズはファインダー用、下のレンズが実際にフィルムに写すレンズです。
そのため、上下のレンズで見え方が違うので、このように指針で誤差を表示します。
普通の風景写真などはあまり関係ありませんが、このように接写になればなるほど誤差が大きくなります。
たとえば、この写真の場合、実際にフィルムに写る範囲は、黒い線より下だけです。フィギュアの腰から上はバッサリ切られてしまいます。
そのことを踏まえて構図を考えないといけないので、接写になればなるほど難しいです。
左にある数字は、接写時の露出倍率。
これほど接写できる二眼レフはマミヤだけです。
スクリーン像だけ切り抜くと写真の雰囲気が出ますね-。
左の黒い線と中央部分が邪魔ですが。
え?フィルムに写せと?
いやー、中判のフィルムは結構お高いんですよ-^^;
もちろん、後でちゃんと撮ってみたいと思ってますw

1975年に発売されたマミヤの二眼レフカメラ「マミヤ C330 Professional F」
上のレンズがファインダー用、下のレンズが実際にフィルムに写すためのレンズです。

二眼レフと言ったら、ローライが有名ですが、マミヤの特長として"二眼レフで寄れる"という特長があるので、根強いファンがいます。自分もその中の一人です。
値段もローライと比べてとてもお求めやすいです。ただし、ローライより大きく重たいし、見た目も野暮ったい……。
ましかく写真が好きなカメラ女子の皆さんは、ほぼローライ派だと思いますw
しかし、女の子が長めのマフラーを口元まで巻いて、大きいマミヤの二眼レフを胸に抱え込みながらファインダースクリーンを覗く姿ってとても可愛いと思うのです(`・ω・´)

マミヤC330の最大の特徴。
フォーカスノブを回すと、蛇腹が出てきてこれだけ伸びます。
これが二眼レフで接写を可能にするギミック。

フィルムの巻き上げとシャッターチャージは、側面のレバーを回して行います。

撮影時は上部カバーをカチっと開けて、ファインダースクリーンを覗き込みます。
最初にUPした写真は、このカバーを外した状態で上からデジカメで撮ったものです。
フィルムを通さなくても、こういう遊びができます。

レンズはマミヤセコール105mm F3.5 DS が付いてますが、実はこのカメラ、二眼レフでは珍しいレンズ交換可能なカメラなのです。
シャッターはレンズシャッターなので、下のレンズに組み込まれています。

マミヤセコール105mm F3.5 DS の"DS"は高級バージョンで、ファインダー用のレンズにも絞りが付いていて被写界深度を確認できるという優れもの。
ただし、この絞りを操作しても下のレンズには連動していないので、撮影時には注意が必要です。というか、こういうカメラで被写界深度を確認する撮影はあまりしないと思うので、上の絞りは常に解放にしておいた方がミスは防げると思います。

フィルム室はこんな感じです。
フィルムが感光する窓が、ましかくなのがよく分かりますね。

二眼レフでまさかのレンズ交換式です。
フィルムを入れた状態でも交換できるように、レンズのロックを外すと自動で遮光板で蓋がされるというギミック付きで凝ってます。
また、レンズロックをしないで撮ろうとするとファインダースクリーンに赤い色のスジが出るギミックもあります。
中古レンズは、価格も数千円(程度にもよりますが)からあるので、今度80mmあたりのレンズを買ってみようと思います。

こちら(左)が中判カメラのフィルム、ブローニーです。
右は一般的な35mmフィルム。
ブローニーフィルムは12枚しか撮れませんw
しかし、このサイズのフィルムでしか味わえない絵作りができるので、ブローニーは今でも人気です。
大人気中判、ハッセルブラッド様も同じフィルムなので、ハッセル様が無くならない限りブローニーは製造続けると思います。たぶん……。
余談ですが、このフィルムと同じサイズのセンサー「デジタルカメラバック」というハッセルに付けるセンサーがあります。
1,077,840円になります。もちろんカメラは別売りw
今回はここまで。
結局前回のマミヤスケッチ同様、フィルムで撮った写真をUPできませんでした。
先週怒濤のイベント週間で休みを使い果たした結果、今週は休み無しww
今度ゆっくりお散歩しながら、フィルムカメラを使ってあげたいと思います。
いつになるのやら……。
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