BO-UK1/J30BZ

古いカメラが好きな自分ですが、古い"時計"も好きです。
時計といっても高価なものではなく、大人のお小遣いで買える程度のものしかありませんが、紹介したいと思います。
今回は、コックピットクロックを紹介します。
コックピットクロックとはその名の通り、航空機のコックピットに付いていた時計のこと。
航空機の他、戦車などに付いていたタンククロックなども人気があります。
ロシアの戦闘機「ミグ」用の時計は出物が多くお手頃感があるので、車に取り付けている人もいます。
戦闘機の部品が大量に流出するあたり、さすがおロシア。
さて、自分が持っているコックピットクロックは、
ドイツのユンカース製です。
そして、この時計が取り付けられていた機体は、
ドイツの名機「メッサーシュミットBf109」です。
はい、なので、エイラが一緒に写っているわけですv
今回は動画を撮ってみました。

さて、この時計は「BO-UK1」とも呼ばれ、全部で6種類あります。
本当は初期のモデルが欲しいのですが、なかなか出てきません。
6番目の記念モデルや、デッドストック等の美品が人気ですが、記念モデルも、デッドストックも実際に機体に付いていたものではないので、自分的にはあまり興味はありません。高価ですし。
自分が手に入れたこのモデルは、5番目のモデル(最終型)で、ベゼルもプラスチックでチープ感がありますが、一番実用的なモデルではないでしょうか。(初期のベゼルは真鍮です)
実際にメッサーシュミットから外されたもので、不動のジャンク品として購入しましたが、ゼンマイを巻いてリューズを動かしていたら、動き出しました。
※秒針のように見える針とスモールセコンドのように見える針はストップウォッチですので、普段は動きません。なので、壊れていると勘違いされる方もいます。
今では、机の上に転がしておくデスクトップ時計として活躍してます。
本当はオーバーホールに出せばいいのでしょうが……。初期モデルが手に入ったらそっちを出したいので、ここは我慢w

ここで、時計に付けてる"黄色い紐"に気付いた方は、かなりの通ですw
このBO-UK1は、激レアな日本のコックピットクロック、精工舎(現セイコー)の「海軍航空時計」や「陸軍飛行時計」に似ています。
海軍の「航空時計」の相場は、完動品でなんと約70万円!
比較的数のある陸軍の「飛行時計」(機体取り付けタイプ)でも10万以上します。
航空時計や飛行時計は、機体に付けたままだと離陸や着陸の衝撃で壊れたり狂ったりするので、出撃などが多くなると、パイロットは時計を機体から外して、パラショートの紐を時計に通して首から下げていました。
BO-UK1でそれを真似て、高嶺の花である航空時計や飛行時計の雰囲気を楽しいんでいるわけですw

エイラのメッサーシュミットカラーに合わせて、黄色のパラショートコードを付けて鑑賞してます。
かっこいい><b
マニアから見れば、ドイツの時計で何してん?
と思われるかもしれませんが……w

ベゼルと風防はプラスチックです。
本体はアルミ製で、リューズはダイカスト。初期型はリューズも真鍮削り出しでした。
風防はプラでもミリスペックって感じがしていいのですが、やっぱりベゼルとリューズは初期型の真鍮がいいなー。
初期型欲しいなー。

一番突き出している部分が、ゼンマイの巻き上げと時刻を合わせるリューズです。
グローブをした手でも回せるように突き出ていますが、これが普段使いにもとても使いやすい!
その下にあるのが、ストップウォッチを作動させるものです。

裏蓋を外すと、黒いダストガードが見えます。
このガードが黒いのはモデル5番のもので、本体と中身は一致してます。
右下にはJ30BZの刻印もあります。
たまに中身が違うものがあるので注意。
BO-UK1の相場は高くないので、悪用する人はいないと思いますが、先に話した精工舎の「航空時計」や「飛行時計」はレプリカが存在します。
商業ベースのレプリカなら問題ないのですが、模造品を作って本物と偽ったりする事例もあるようです。
あと、レプリカと知らないふりして売り抜けようとしたり。
エイラ・イルマタル・ユーティライネン
なんとなく言ってみたくなったので。
昔、初めてエイラの名を聞いたとき、覚えられるか!と思ったのですが、今ではいつの間にか噛まずに言えるように。
もちろん、サーニャもw
秋から放送のブレイブウィッチーズが楽しみです。
新主人公、雁淵ひかりちゃん、好きです(`・ω・´)

話は逸れましたが、コックピットクロックは実用性もいいし、コロッとした感じも可愛いので、机の上に転がしておく時計としてよいと思います。
今回はここまで、ではでは~。
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