夜光秒時計(精工舎海軍カラフ)

自慢の時計これくしょんw
前回は、陸軍飛行時計を紹介しましたが、今回は精工舎「夜光秒時計」を紹介します。

1941年頃に製造されたものです。
秒時計、別名カラフとも言われ、今で言うクロノグラフ(ストップウォッチ機能付き)時計です。
当時、国産初のクロノグラフでした。
民間には出回らず、精工舎が軍に直接納品していました。

自分が手に入れた夜光秒時計は、分針が細く珍しいタイプ。
12時で止まっているのは秒針ではなくクロノグラフの針です。
9時で止まっているのが分針。細くて格好いいです。
ちなみに秒針は、6時の方向にある小さい針(スモールセコンド)です。



文字盤にもいくつか種類があって、24時間の文字が入ったもの、夜光塗料が塗られたものなど。
竜頭の形状には、一般的なものと台形のものがあります。
今回紹介しているものは、台形のものです。
台形のものは海軍用と言われていますが、実際に使用された場所は様々だったようです。

この部分が台形。
前回紹介した飛行時計のケースも、リューズ部が台形をしていますが、こういう形の懐中時計って好きなんです。

裏側です。
「夜光秒時計一型」と刻まれてますが、「一型乙」というのも存在します。
また、○に空と刻印されてます。
空は航空隊の意味。
空=航空隊
航=航海
砲=砲術科
水=水路部
などがあります。
航=航空母艦、水=水雷科などの意見もあるようですが……。
ネットの情報だけでは断定できませんでした。

裏蓋は二重です。

フタの裏には、お馴染み、「○ト=豊川海軍工廠」と「錨=海軍」が刻印されています。
まあ、この刻印があるから手に入れたようなものですw
この刻印と裏蓋内側にある「○空」から、この時計は「海軍航空隊」のものと推測できます。

二枚目のフタを開けると、ムーブメントが見えますが、普通は開けない方が良いです。
実はこの時計ジャンクでして、動いたり動かなかったり……、竜頭が引っこ抜けたり……。オーバーホール前なので、ちょっと見るだけいいかなとw。
美品の時計は高価で手が出せませんから^^;
お金を貯めて、いつか修理とオーバーホールに出すつもりです。

自作の台座を作って、前回紹介した「陸軍飛行時計」と一緒に飾ってます。
飛行時計はオーバーホール済みですが、夜光秒時計の方はクロノグラフなので、お金掛かりそうです。
なので、あともう少し貯金です。
大好きな時計なので、オーバーホールが済んだらまた記事にしたいと思いますv
最後に、動画でなんとか動いている所を。
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