MINOLTA repo-s

銀塩カメラの紹介、今回はミノルタのハーフカメラ「repo-s」です。
前回、初代「repo」を紹介しましたが、そのrepoシリーズの上位機種です。
シャッターが切れないジャンクを手に入れて、修理に出しました。

ハーフ版といえば、オリンパスPENですが、ミノルタもいいですよ。
やっぱりミノルタのデザインが好き。
repoの上位機種repo-sですが、repo同様距離計は内蔵されていません。
ハーフ版で距離計を内蔵しているカメラは無かったと思います(PEN-Fシリーズ除く)

軍艦部はスッキリしてます。
ミノルタ「ミノルチナ」シリーズと同じ雰囲気ですね。
真ん中にあるのが露出計で、シャッターと絞りを動かすと緑色のプレートが連動して動きます。
それを赤い針に合わせれば適正露出となります。
この個体は露出計の受光部"セレン"が劣化して動かなかったのですが、修理時にセレンを交換してもらいました。
とは言っても、あくまでも目安程度の精度です。
正確な露出を測るときは、単独露出計に頼ったほうが無難。

大きな特長は、巻き上げがダイヤルではなく、レバー式だということです。
ハーフ版のカメラのほとんどはコスト削減のためダイヤル式ですが、このrepo-sはレバー式。
やっぱりカメラは親指で巻き上げるレバー式がいいですね。
ちょっと高級感を出して、当時大人気のハーフ版「オリンパスPEN」との差別化を図ったものの、オリンパスにはまったく太刀打ちできなかったようです。
ミノルタは、カメラのコンパクト化でコニカに負け、ハーフ版でもオリンパスに負けてしまいました……。
そんな不憫なミノルタが好きw

レンズはロッコールPF 32mmF1.8
とてもよいレンズです。

初代repoと並べてみました。
レンズが大口径となったので、レンズが大型化しています。
またセレンの位置と形も違いますね。
全体的に、初代のほうが造りがよい感じがします。
ですが、perp-sは大口径でよいレンズ、なんと言っても巻き上げがレバー式なのが魅力です。

続いて、「ミノルチナ-S」と並べてみました。
造りが似ているので、姉妹機のように見えます。
ちなみに、ミノルチナはファインダーの距離計が狂っていたので、repo-sと一緒の修理に出して戻ってきました。

repo-sはストラップを取り付ける箇所が片側しかないので、三脚穴を利用してストラップを付けてみました。
これで首から下げられます。

最近お気に入りの"MOUTH"のストラップ。
柔らかくて使いやすいです。

下げるとこのようになります。

ちょっと試し撮り。
暗くなった夕方の逆光ですが、いい雰囲気。


ハーフ版なので、フィルムはこのようにフルサイズの1コマに2つ記録されます。
修理から帰ってきたミノルチナSをお供に、今度じっくり写真を撮りにいきたい-。
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