三夜沢赤城神社【空母 赤城】”後編”

艦これ、艦内神社の分霊元を巡る旅、其の5。
前回、三夜沢赤城神社が御鎮祭中で参拝ができなかったので、リベンジしてきました。
天気予報では行楽日和と言っていましたが……、結局雨になりましたよ。
なぜ休みの日にこうも雨が降るんでしょうか……orz
榛名神社に行った時のように、深い霧でも発生していればまた違ったかもしれませんが、今回は写真映えのしないどんよりな雨でした。
まあ、これも旅行の醍醐味ということで、はりきってまいりましょーっ!
まずは正面鳥居(二の鳥居)から。
あれから二週間、再びこの場所に戻って来ることになるとは。
そして雨……。
※一の鳥居は、この場から南下した参道松並木という場所にあるようです。
社務所前の桜は、半分くらい散っていました。
淡い花びらと柔らかそうな新葉の階調が爽やかです。
手水舎は池に張り出して建っていました。
この池の水は、境内にある御神水から流れ込んでいます。
参道は大きな杉に覆われ、杉の根元に生える苔がしっとりとした色を放っていました。
奥に見える拝殿の上には空が見えるので、光が差し込み神々しい雰囲気です。
もう少し緑が増える初夏、天気が良い時にもう一度この風景を見てみたいですね。
天候が悪いにも関わらず、参拝客が多く訪れていました。
皆それぞれに何を思い、何を祈願されるのでしょうか。
拝殿正面。
この真後ろには中門があり本殿があります。
空母赤城から奉納された御鏡と旭日旗が、現在も大切に保管されているそうです。
境内には杉が疎らに立っていて、白い砂利が敷き詰められ清涼感があります。
天気が良い日は、木漏れ日が気持ちよさそう。
拝殿の西には神楽殿がありますが、その後ろに第一次世界大戦時の出征記念奉納額がありました。
忠魂碑などもそうですが、こういう場所は静かに参拝することが大切ですね。
拝殿の東側には、奉納札が掲示されています。
赤城空母会や空母赤城会という奉納札を確認することができました。
奉納札がある場所から、拝殿に沿って裏へと進むと、群馬県指定天然記念物「たわら杉」を塀の外から見ることができます。
たわら杉は、中門の南側と西隣にある大きな三本の杉の木。
高さ60m、太さは目通りで6mくらいあるそうです。
樹齢は約1800年!
中門の壁側から見たたわら杉。
迫力があります。
木の皮に苔が生えているのも幻想的。
たわら杉の根本を覗くと、日露戦争時のものと思われる砲弾型の石碑(宝塔?)が建っていました。
無理矢理”海”の話題にすると、日露戦争時は、戦艦「三笠」が連合艦隊の旗艦を務めましたが、この砲弾は三笠とは直接関係なさそうですね。
更に進むと杜の奥深くへと続きますが、今日は妙に風が騒ぐので止めました……。
だって、神隠しとかありそうですよ。
まあ、そんな雰囲気を味わいつつ、一度拝殿へ戻りました。
今度は、西側から拝殿裏に回り込むことにします。
短いですが、結構急な石段を登ります。
三本のたわら杉の一本が塀の外にあるので、間近で見ることができます。
たわら杉は藤原秀郷(俵藤太)が寄進したと伝えられています。
藤原秀郷(俵藤太)は弓の名手で、大百足を退治して琵琶湖の龍神を助けたという伝説があるそうです。
拝殿前の石段を降りて西側に、御神水が流れています。
湧水の水量は豊富で、ポリタンクでの取水も可能だそうです。
自分も汲んでくれば良かったです。
赤城さん由来の水……。
最後にもう一度、正面鳥居に一礼して、三夜沢を後にしました。
三夜沢赤城神社には、櫃石(ひついし)という古代の祭祀遺産で「天津神地津神(あまつかみくにつかみ)」を祭った盤座(いわくら)や、数多くの石宮なども密かに杜にあるようですので、それらを探して参拝するのもいいかもしれません。
※結構謎が多い神社です。
今回はまたしても天候に恵まれませんでしたが、天気の良い日にもう一度来てみたくなる神社でした。
恒例の御朱印をいただいてまいりました。
左が今回の三夜沢赤城神社で、右が前回参拝した赤城山頂の赤城神社です。
次回はGW明けあたりに、とある神社に遠征したいと思いますv