大和光機「Pax M2」

けっこう前に手に入れたカメラを紹介します。
1956年に大和光機から発売された「Pax M2」です。
110×67×65mmという小さくてかわいいカメラで、当時35mm版で世界一小さいカメラという宣伝がされていたそうです。
主に海外から人気が高く、前期型を合わせて約3万台が海外に渡ったとされています。
シリーズやOEMを含めるとかなりの数が作られたらしいです。

小さいカメラですが、しっかり作られていて、持った感じも良いです。
ただ、ヘリコイドに使われていたグリスの質が悪く、ヘリコイドが固着して動かない個体が多いそうです。
この個体はグリスを交換してありますので使用可能です。
ただ、たまに巻き上げロックが効かなく、フィルム1コマ分無駄になる場合がありますので厄介です。

裏蓋は全部が外れるタイプ。
意外と使いやすい。
フィルム室と裏蓋中面は結晶塗装で、拘りと高級感を感じます。
結晶塗装は内部反射を押さえるのに有効ですが、肝心のレンズ裏玉附近には何も施されていないので、そこでの内部反射がけっこうあるらしいです。

ケースも安く手に入れました。
まだまだ使えます。

110×67×65mmという大きさは、片手に収まるくらいです。
かわいいですね-。
実は、このカメラ、未だフィルムを通したことがありません。
せっかくなので、これを機に試し撮りをしてきました。



凄いゴーストとフレアです。
こういう現象は、一般的に嫌う人が多いと思いますが、自分は大好きです。


お分かりいただけただろうか……。
右上に人の顔らしきものが写り込んでいるというのだが……。
こちらを恨めしそうに見つめる女性の瞳。
この湖で身を投げ亡くなった女性の霊、とでもいうのだろうか……。
カメラが好きで長年弄っていると、昔から言われている”心霊写真”というものは、大抵のものが説明のつくものであり、一般的で不思議なことじゃないんですよね。
たとえば、オーブと言われているものとか、白い光、赤い光……、人の顔や、人の体の一部が消える現象とか、普通にあり得るんです。
(もちろん、なかには説明できないものも存在している……、と付け加えておきましょうw)
子供の頃はあんなに怖かったのに、そういうものに鈍感になってしまうのもちょっと寂しいですね。
とまあ、
話は大幅に逸れましたが「Pax M2」の紹介でした。

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