フィギュアの撮り方/基本編「ピントについて」
フィギュア写真"初心者"の方の参考になればと思い、自分が自己流で学んできた「フィギュア写真の撮り方」をこっそり紹介していきたいと思います。
自分自身も特別写真が上手いわけではございませんし、正しいとも思いません。
あくまで一個人の意見として参考にしていただければ幸いです。
基本的にレンズ交換可能な「デジタル一眼カメラ」を主体として話を進めてまいります。
現在ミラーレス一眼などがお安く買える時代になりました。この機会に一眼デビューなんていかがでしょう。
※コンデジ編も随時UPしていきます。
さて、第一回目はピントのお話。兎にも角にも、まずはピントからです。
自作や改造したフィギュアがどんなに素晴らしくても、どんなに"うちの子"がかわいくても、ピンぼけな写真だと全て台無しです。
ピントは大事です。
今回のモデルは、figmaの天津風さんにお願いしました。
か、かわいい・・・・・・。
もとい! さて、
フィギュアの写真を撮る時、ピントはどこに合わせればよいでしょうか?
正解は「瞳の一部」です。
人物ポートレートでは、ピントは「まつげ」に合わせますが、フィギュアの場合は目が大きいので、まつげにピントを合わせてしまうと肝心の「瞳」が ボケてしまいます。
オートフォーカスではここまで細かいピント合わせができないので、マニュアルで行います。
上の写真のように、左右どちらか(手前にある方)の瞳の一部にピントを合わせます。
フィギュアがどこを見ているのか想像しながら、眼球の動きをイメージしてピントの場所を選ぶと良いかと思います。

※クリックで拡大します。
一枚目のような構図(日の丸構図)でオートフォーカス(フルオート)を使うと、中央(お腹の下あたり)にピントが合います。
わかりやすいようにお腹を少し前に付き出して撮ってみました。
左はマニュアルで瞳の一部にピントを合わせた場合。
右はカメラ設定をオートフォーカス(フルオート)にしてシャッターを押しただけですが、フォーカスがお腹に合ってしまい、肝心な瞳がボケてしまっています。
※顔認識があるカメラはもしかすると顔にピントが合うかもしれませんが、この距離で光源も暗いので微妙です。

マニュアルでピントを合わせる時、便利なのがライブビューと拡大表示です。
写真はフジフィルムのX-T1の液晶画面ですが、操作方法は大体どのメーカーも同じです。
フォーカス位置のカーソルが動かせるモードにして、カーソルを瞳の場所まで動かし、拡大してピントを合わせます。
ちなみに、このカーソルの位置でオートフォーカスも作動できます。
マニュアルに近い繊細なピント合わせもある程度可能ですが、構図が複雑になったり、細かな部分はやっぱりマニュアルの方が便利ですので、気合いを入れて撮る時はマニュアルフォーカスを使うようにしましょう。

斜めのアングルは、手前の瞳にフォーカス。
意図しない限り、どんな状況でも手前の瞳にフォーカス!
瞳にフォーカス・・・
あ・・・////
あぁぁもう、かわいいなーw
おまけにもう一枚。
今回は以上ですw
次回は「コンデジでのピント合わせ」についてお話します。
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