KYOCERA T SCOPE (京セラTスコープ)

最近、チープなプラカメにハマっております。
といいますか、お出かけで気軽に使えるカメラが欲しくて、
そうなるとやっぱり全自動コンパクトのプラカメなのです。
前に手に入れた「PENTAX ESPIO MINI」はコンパクトで良いのですが、もう少し他のプラカメで撮ってみたくて。
今度は、外装はチープなプラカメでも、レンズの性能が良い機種を探して、
「KYOCERA T SCOPE (京セラTスコープ)」に行き着きました。
1988年に発売されたカメラです。
同じ京セラの「T PROOF」とすごく迷いましたが、T PROOFは人気があって、とても買えるお値段ではなかったので、お安い「T SCOPE」にしました。
「T SCOPE」は「T PROOF」よりなんで人気がないのか・・・、やっぱりこの奇抜なデザインでしょうか・・・。

自分は可愛いと思いますよ、このデザイン。

レンズはツァイスの テッサー 35mm F2.8
人気がある「T PROOF」のほうは同じツァイスのテッサーでも 解放値が"F3.5"です。
こっちの「T SCOPE」のほうが大口径!
「T PROOF」はコンパクトにするため、F2.8は付けられなかったのかもしれません。

名前の由来になった、N.A.SCOPEという上部ファインダー。
ここは目を近づけて覗くのではなく、ウエストレベルで覗くものです。

N.A.SCOPEはこんな感じで見えます。

35mm F2.8 の後玉。
この大きさがたまらない。
この大きさのため、コンパクトな後継機には採用されなかったのかもしれません。
そう考えるだけでもこのカメラには特別感があります。
しかし、プラカメ全般に言えることですが、フィルムガイドレールは金属にしてほしい気がします。
まあ、エンプラはそう簡単にすり減ったりしないと思うので、錆びる金属より剛性が高いのかも?

じつはこのカメラ、日常生活防水なんです。
裏蓋や電池室にはパッキンが入っています。
とは言っても、30年以上前のカメラなので、防水効果は期待できませんが。
でも、このゴムパッキンって一般的なモルトより劣化しなくていいんじゃないかと思います。
劣化防止の「クレ・ラバープロテクタント」をたっぷり塗ってメンテしておきました。

手に入れたときは汚れが酷かったですが、
プラスチック用保護剤「クレポリメイト」と「Plexus」でピカピカに磨き上げました。
汚れたカメラを綺麗にするのって好きなんです。
シャッターボタンがゴムなので、劣化して固くなり押しにくかったです。
「クレ・ラバープロテクタント」をたっぷり塗って24時間放置したら少しましになりました。
最初は固くてシャッターを押していると指が痛くなりほど・・・。
少しヒビも入っています。
シャッターボタンがゴムなのは、ちょっと嫌だな・・・。
まあ、馴れるか。
手の中でいじくり回すほど可愛く思えてくるこのカメラ。
チープなプラカメなのになぜだろう。
あー、早く試し撮り行きたい。
といいますか、安心して旅行に行きたいです。
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