好きなもの / 「安達としまむら」

どうも、百合大好きカゴゾウです(`・ω・´)フンス!
読書の秋、ということで唐突ですが好きなラノベを紹介します。
「安達としまむら」
お察しの通りゆりゆりなお話ですが、皆様はどんな百合がお好きです?
さて、百合談義に花を咲かせましょう。
(ほんの些細なネタバレ注意)

「安達としまむら」は現在4巻まで出ています。
ちなみに、安達は黒髪の方で、しまむらは栗色の髪。
著者は、猟奇的で問題作となった「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」でデビューした入間人間さんですが、こちらは安心して読めまます。
日常ゆるふわ系で、猟奇的なことは一切ありませんw
ただ、日常ゆるふわと言っても、人の心が持つ複雑な心理描写も丁寧に書かれていますので、しっかり深く読み進められます。

さて、もう一度問いましょう、皆様はどんな百合がお好きです?(百合好き前提かい!)
自分は"一方的で、一線を越えない"百合が好きです。
そう、お互い百合を認め合っちゃうのではなく、片思いってやつですね。
そんな二人の関係と距離感、たまりません。
頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。
ただ、しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。
ただ、それだけ。
日常を過ごす、女子高生な私としまむら。その関係が、少しだけ変わる日。
-------(抜粋)

しまむらのことが大好きな安達のお話ですが、安達としまむら、それぞれの視点で展開していきます。
1巻の前半はしまむら視点で進みますので、安達の心の変化はあまり表へ出てきません。
丁寧な描写で、じっくり、そしてより深く作品の中に引き込まれました。
初めて手を繋ぐシーンはドキドキですw
そんな急にしまむらの手を握っちゃっていいの!? しまむらは"そういうあれじゃない"んだよ!? たぶん・・・。
しまむらがどう反応するか、読んでいるこっちもドキドキしっぱなしw
2巻でも手を繋ぐシーンがありますが、更にもっとグッときます!
安達かわいい!

1巻の中盤から安達無双が始まりますw
(安達は黒髪の方)
2巻、3巻、と進むに連れ、安達の迷走、暴走っぷりが・・・もう可愛くて仕方が無いw
無表情で無関心、氷のように固まっていた安達の心が解け出していく過程も見所です。
4巻まで読んで1巻から読み直すと、安達の変化がより分かって楽しいです。
一方しまむらは、人付き合いが苦手(安達の方がもっとですが)でめんどくさがり、ぼーとしいていることが多いけど、とても面倒見が良く包容力があります。
1巻の前半はしまむら視点ですので、安達や周りの友人への気遣いがよく感じられます。
また、安達のことに無関心な安達の母親に意見するなど、とても友達思い。
安達のことを甘えん坊の妹のように思って接している面もある。
はたして、しまむらは安達の気持ちに気付いているのか、それとも、薄々気付いてはいるが、心に封じているのか・・・。

とまあ、今回は自分の好きなラノベについて書いてみました。
百合に興味がなくても、読んでいてほっこり心が温かくなる作品ですので、心が疲れたとき、人間関係に疲れたときなどにもおすすめです。もしかしたらちょっとした答えが見つかるかもしれません。
もちろん、百合好きで心がキュンとなるのを感じたいときなどにも是非!
あと、とにかく、一生懸命だけど迷走してしまう安達がかわいい///ω///
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